こんにちは、ヨーコです。
紫外線対策は、美しい肌を保とうとする女性(もしかして男性も)にとっては、すでに常識。
私の70代の母も、「美の追求」を永遠のテーマとしているので、
日に当たるなどもってのほか。
カナダでは日焼けは「ステータス・シンボルなんだよ」といっても、ダメです。
帰国時に、帽子をかぶっていなかったり、日傘をさしていなかったりすると、
必ず注意されます。
確かに、母は実年齢より若く見えるだけでなく、肌も綺麗なので、
言っていることに信憑性があるのですが。
しかし、紫外線を避けるのには、もっと深ーい理由があるのです。
紫外線は疲労の原因
さて、疲労の原因として、
- 人間関係や仕事上の精神的ストレス
- 過労などの身体的ストレス
- 紫外線などの環境的ストレス
- 化学物質や残留農薬などの化学的ストレス
- ウィルスや細菌感染などの生物学的なストレス
などがあります。
ここで注目したいのは、
紫外線が疲労のきっかけとなる5つのストレスの中の一つということです。
疲労は、発熱・痛みとともに、
身体のホメオスタシス(恒常性)の乱れを知らせる
三大アラーム機構の一つで、侮ってはいけません。
栄養不足が原因の疲労は今は昔〜疲労のメカニズム
さて、私たちが「疲れている」と思う時、
体にはどのような変化が起きているのかといいますと、
ズバリ、それは自律神経系の機能低下です!
栄養不足だと疲れる、というのは今は昔のお話です。
逆に、食べ過ぎて疲れていることのほうが、
現代人の話足たちにとっては多いのではないでしょうか。
また、普通に暮らしている中で、
疲労の原因は少なくとも筋肉とは違うところにあるとされます。
さて、「疲れている」と感じるのは脳です。
ちょっと脳の中を覗いてみましょう。
運動でもデスクワークでも、疲れていると感じている時、
脳の自律神経をつかさどる部分(視床下部や前帯状回)が強く疲労しています。
ここでは心拍数を上げる、呼吸を早くする、
体温の調節のために汗をかくといった交感神経の機能や
ストレスやリラックスの状態を調節するといった
副交感神経の機能がコントロールされています。
つまり、頭を使っても体を使っても、疲れるのはどちらも脳のこの部分なのです。
あれ、どこかで聞いたことが?
はい、睡眠不足は自律神経の乱れが原因いう記事を書きました。
↓↓↓↓
クーラーの使用で、自律神経が乱れるという記事も書いています!
↓↓↓↓
犯人は、活性酸素だ!
では、疲労の原因は何でしょうか?
ズバリ、それは紫外線が作り出す活性酸素です!
私たちが活動する時あらゆる場所で酸素が使われ(筋肉、脳を問わず)、
その結果、活性酸素が作られます。
活性酸素は、強力な酸化作用によってウイル スなどを攻撃するという善玉機能があります。
しかし、活性酸素は人間の細胞をも破壊してしまう悪玉機能もあるのです。
細胞が酸化すると、細胞の機能が低下します。
普通は、活性酸素から細胞を守るシステムが働き、活性酸素を処理しようとします。
ところが、何らかの理由で処理しきれないほどの活性酸素が発生すると、
細胞が機能不全になって、必然的に体のパフォーマンスが低下、そして疲労につながるのです。
ちなみにパフォーマンスの低下とは
刺激に対する反応が遅くなったり、思考力かにぶり注意散漫になったり、
動作が緩慢になって行動量が減るという形で現れます。
あまり知られてないかもしれませんが、紫外線は目からも入ってきます。
目を紫外線から守りましょう!という記事はこちらを
↓↓↓↓
疲労回復の方法
大阪府民1219人にアンケートをしたところ、
アロマセラピー、アニマルセラピー、笑い(大阪らしいですね!)、
温泉、指圧、マッサージなどが「回復効果がある」と回答されています。
参考文献:
渡辺恭良 疲労研究の最前線〜疲労克服戦略〜
梶本修身 解明されてきた 現代における「疲れ」の原因 (2015)
ヘルシスト 233 ヤクルト
紫外線防止は疲労防止になるんだよ、お母さん!