こんにちは、ヨーコです。
平均寿命が延び、人生がさらに長くなってきました。
しかし、長く生きるだけではあまり意味がありません。
健康で、長生きをすることが大切だと認識する人が多くなってきています。
健康といっても、いろいろな種類があります。
病気がないという体の健康。
経済的問題はないという経済的健康。
精神的や認知力の問題はないとうい心(脳)の健康。
中でも、脳トレは心(脳)の健康という面に焦点を当てています。
心理学でいう注意〜集中、意識
注意とは心理学でいう認知機能に含まれる脳の機能です。
認知機能に関する記事はこちらを!
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ですが注意と言ってもあまりピンとこないのではないのではないでしょいうか?
なぜなら私たちの脳は、当たり前のように、この作業をこなしてくれているからです。
アメリカの心理学者、ウィリアム・ジェームズ(1842〜1910)は
以下のように注意のことを書いています。
誰もが注意とは何かを知っています。
それは心が、同時に存在するさまざまな物事や、一連の思考から
一つだけはっきりとした形で、選択することです。
集中すること、意識することは、注意の本質です。
注意のネットワークとそれらに関わるの脳のネットワーク
注意のネットワークには、3つの機能があります。
- 刺激に備えて準備する、またはそれを維持する(alerting)
- 特定の情報を選択する(orienting)
- 反応の競合を解消する(executive control)
刺激に備えて準備する(alerting)
この機能は、環境の変化にともなって心(脳)または身体の状態も変化し、
適切な対応を素早くすることです。
動物が危険を察知し、素早く逃げる時にも必要な機能ですね。
飛行場のセキュリティで、手荷物の検査のモニターを長時間見ながら、
危険物を見つけるというのもこの機能が必要です。
右前頭葉、頭頂葉、視床などが関わっています。
特定の情報を選択する(orienting)
この機能は、注意を空間のある場所に向けるという機能でです。
本を読んでいる時、ネットサーフィンをしている時に常にこの機能を使っていますね。
空間だけには限らず、5分後にコンロの火を止める、というように
特定の時間を選択することも指します。
頭頂葉、側頭葉、前頭葉眼球運動野、上丘などが関わっています。
反応の競合を解消する(executive control)
多分この機能が脳トレで一番注目されている機能ではないでしょうか。
なぜならこの機能は記憶など、高齢者の方が気になる機能をカバーしているからでしょう。
しかし、記憶だけでなく、いろいろな場面で、「コントロール」が必要な時に活躍します。
例えば、些細なことで怒ってしまうとしましょう。
これは負の感情を抑制できないという、コントロールの欠如をあらわいます。
前帯状皮質、前頭葉などが関わっています。
注意力のネットワークをが脳トレの対象になり得るという記事はこち
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高齢者の脳トレ情報、何がトレーニングされるのか?
このように、鍛えることができる脳の部分もいろいろあるのです。
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