こんにちは、ヨーコです。

今プリンスエドワード島のシャーロットタウンの病院でこの記事を書いています。


義父は心臓が悪く、季節の変わり目とか行事のある季節になると

気持ちが高ぶって心臓に負担がかかるのか、イースター、サンクスギビング、クリスマスと、

必ずと言っていいほど、病院へ行く羽目になります。


実際、去年のイースターも旅行中のアメリカで発作が起きて生死をさまよったくらいです。

去年の(2016年)のイースターは、

アメリカのレイクハバスシティへ行った記事はこちらを!

↓↓↓↓

アイルランドの休日、幻のイースター蜂起100周年記念式典〜2016




今日も、義父母と夜のミサへ行って、その報告をするつもりでしたが、

予定を変更して、グッド・フライデーとイースター・サンデーの間に

イエスに何が起こったのか?

について、書きたいと思います。


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聖土曜日(Holy Saturday)とは?

昨日はグッド・フライデーで、キリストが磔刑されたことを偲ぶ日でした。

私の住んでいるカナダでは、グッド・フライデーは休日となります。


グッド・フライデーについて書いた記事はこちらを!

↓↓↓↓

イースターの意味、グッドフライデー@プリンスエドワード島2017




そして明日は、イエスが復活することをお祝いする、イースターです。


グッド・フライデーの記事でも書きましたが、

今日、聖土曜日には、イエスは麻の布に包まれて、お墓の中にいるはずなんですよね。


キリスト教徒でない私としては、この空白の1日が気になって、

何かあったに違いない!

と、いろいろ調べていると、やはり、ありました!


イエスが黙ってお墓の中に横たわっているはずがないんですよ、やっぱり。

イエス、地獄へ行く

マリアや使徒がイエスの死を悲しんでいる間に、彼が何をしていたかというと、

なんと、地獄へ行っていたんです。


英語では「Harrowing of Hell」、

日本語では「イエスの地獄への降下」または「地獄の征服」というみたいです。


イエスが地獄で何をしていたかと言いますと、

旧約聖書に出てくる、アダムやモーゼに説教をし、地獄の炎から救っていたんですね。


一方、ハデスやサタンはイエスが降りてくるところを目撃し、

偉大な勝利者に自分たちの王国が征服されると悲嘆したそうです。


実際イエスはアダムやヘブライ人の聖人みんなを天国へ連れて行ってしまいました。

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「イエスの地獄への降下」を絵画で見てみる:Vaux Passional


Vaux Passional, c. 1504, National Library of Wales, Aberystwyth, Italy

まず、Vaux Passionalという16世紀の彩飾写本に

イエスがアダム(アダムとイブの、アダムです)の手を取って助ける描写があります。

中世の美術なので、おどろおどろしいですね。

ところで、アダムって地獄へ行ってしまっていたんですね。


イエスの羽織っているマントのようなものですが、

チリアンパープル(古代紫)です!


イースターちなんだ色に関する記事はこちらを!

↓↓↓↓

イースター(復活祭)の飾り、色にこだわってみる



「地獄の征服」を絵画で見てみる:アーニョロ・ブロンズィーノ


Agnolo Bronzino,Descent of Christ Into Limbo,1552,
Museo di Santa Croce, Florence, Italy

ブロンズィーノは、ルネサンスのイタリアはフィレンツェの画家です。


これは、リンボ(辺獄)のキリスト(1552)という絵ですが、

さすがにルネサンスの絵、という感じですね。


イエスも含め、みなさんどこで筋トレしてるんですか?

と尋ねたくなるような立派な体格です。

ここは地獄のはずなのですがね。


さあ、明日はイースターです。イースター・バニーは来るんでしょうか?






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