こんにちは、ヨーコです。
イースターエッグとはイースターの頃によく目にする
カラフルに彩られた卵のことを言います。
イースターの時期になると、私の住むカナダでも
プラスチック製の卵を木につるしたりします。
また、お店ではチョコレートのイースターエッグを見かけるようになります。
バレンタインの前になるとチョコレート商戦が始まるのと同じように
イースターの前になるとイースター商戦が始まります。
イースターって何?
さて、イースターでですが
キリスト教では、イエスの復活をお祝いする日ですが、
キリスト教以前の、春のお祭りにも由来しています。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
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キリスト教以外の由来に関してはこちらを!
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どちらににも共通しているのは
新しい生命の始まり、とうことですね。
イースターエッグの由来
卵は様々な宗教や文化において
新しい命、豊饒、再生のシンボルです。
例えばギリシャ、エジプト、パレスチナ、インド、チベット、中国、南米、北欧等で
卵を、再生のシンボルとしています。
Original artist unknown, Public domain, via Wikimedia Commons
昔から、スプリングフェスティバル(春のお祭り)には
卵をプレゼントしあっていました。
メソポタミアでは、初代教会のクリスチャンがイースターの後
卵を染めていました。
これがギリシャ聖教に伝わり、さらに西ヨーロッパに広がりました。
イースターエッグとキリスト教の関係
キリスト教でのイースターエッグはイエスの復活のシンボルです。
もともとのイースターエッグとは、ゆで卵のからをを赤く染めたものでした。
赤というのは、イエスが十字架の上で流した血を象徴するからです。
キリスト教の宗派によっては、レント(受難節)中に卵を食べることを我慢したりします。
そして、イースターの前日の土曜日にレントの終わりとして、
この聖なる赤いイースターエッグが信者に配られます。
ゆで卵なので、卵の殻を割ってから食べることになりますよね。
卵のからは、復活の前にイエスの入っていたお墓を象徴します。
なので、卵の殻を割るということは
イエスの死からの復活そのものを象徴しているのです。
イエスの復活(お墓からでてくるところ)がテーマの絵画も書いてみました!
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このように、象徴的なイースターエッグ、
プラスチックやお菓子の卵を買ってくるのもよいですが、
手作りしてしまうのも、楽しいですよ。
自然の素材を使った染料でのイースターエッグのの作り方はこちらから
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イースターエッグとウサギの関係
子供たちも、楽しみにしているイースターのイースターエッグ。
じつは、イースターバニーがイースターの日に卵を隠しておく、ということになっています。
クリスマスにサンタクロースがプレゼントを置いていく、と同じですね。
この習慣に関しては、1682年にドイツの医師で植物学者でもある、
Georg Franck von Franckenauによる記述があります。
ItsLassieTime, Public domain, via Wikimedia Commons
イースターバニーに関する詳しい記事はこちらを!
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イースターエッグのゲームや遊び
エッグハント
エッグハントは、イースターの朝に隠された卵を子供達が探すというゲームです。
エッグハントが行われたという記録は、17世紀のドイツまでさかのぼることができる
宝探しに似ているゲームですね。
屋内、屋外、家庭で、オフィスでと、どこでも誰でも楽しめます。
アメリカのディズニーランドでは、Eggstravaganzaというイベント名で
毎年恒例の行事になっています。
アメリカのディズニーの、エッグハントに関する記事はこちらをどうぞ!
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エッグロール
エッグロールは、芝生の上で、
ゆで卵をゴールまで木製のスプーンで転がしていく、という競争です。
例えば、毎年アメリカではホワイトハウスで、この行事が行われます。
ホワイトハウスのエッグ・ロールに関する記事はこちらを!
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このように、卵は命や再生のシンボルとして、古代から親しまれていました。
イースターエッグも、昔からのシンボリズムとキリスト教のシンボリズムを
合わせた形で、現在に至っています。