こんにちは、ヨーコです。


最近は日本でも、イースター(復活祭)が認識され始めてきたようです。

イースーターというと、春、イースター・バニーまたは

イースターエッグを思い浮かべるかもしれませんが

実はもっと知っておきたい深い意味もあります。

今回は、キリスト教の一番大切な祝日、イースターの意味や由来を解説したいと思います。

イースターのキリスト教的な意味  

イエスが生まれてこなければ、キリスト教はなかったので、クリスマスも大切ですが、

キリスト教においては、イースターが最も重要な日と言っていいでしょう。 

キリスト教の観点から見たイースターの意味 

イースターは、イエスの復活を祝うキリスト教における最も重要な祝い事です。

イエスは、後にグッドフライデー (Good Friday、聖金曜日) として知られる日に

十字架で処刑され、その後埋葬されました。


聖書によると、その3日後には、お墓が空っぽになっていて

イエスは復活し(His Resurrection)、弟子たちと会話もしたとされています。

キリスト教の信者にとってイースターは新しい命への希望を意味するのです。

キリスト教の教義とイースターの関係性 

イースターは、イエスが死に対して勝利したことを記念します。

罪を克服し、イエスを信じるすべての人に永遠の命を与えるイエスの力を表しています。

イースターを祝うのは、イエスの復活が信仰の基盤だからです。

イースターにおけるイエス・キリストの3つの役割 

復活

イースターは、イエスが十字架で処刑された 3 日後に復活したことを記念します。

この奇跡的な出来事は、聖書にも何度か記されています。

映画でも、キリストの復活を扱ったものがあります。

「パッション」(2004) は、イエスの受難と磔刑を描いています。

キリストがお墓の中で復活し、映画は終わっています。

償いと救い

イエスは十字架で犠牲になったことで、 人類の罪の代価を支払ったことになります。

そして、イエスの復活は償い、購い(あがない)、和解、

そして救いが 完了したことを意味します。

イースター が大切なお祝いであるのは、これらのことを思い出すためです。

 

イエスとイースター の関係を、絵画を通して紹介してみました。

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イースター(復活祭)の意味や由来を絵画で見てみよう

イースターの日付と期間 

イースター は、毎年違う日に祝います。去年(2023年)は、4月9日でした。

今年(2024年)は3月31日。来年(2025年)は4月20日です。

イースターが毎年異なる日にちである理由 

それは、イースター がその年の春分の日とその後の満月の日をもとに計算されるからです。

まず、春分の日の後の満月の日を調べます。

そして、その満月の日の後の最初の日曜日がその年のイースターとなります。

なので、イースターは毎年違う日にお祝いされることになります。

この計算によると、2024年のイースターは、3月31日の日曜日になります。

イースターの時期と期間 

春分の日に基づいて日にちが決まるので、時期も3月か4月になります。

日付ですが、早いときは3月2日、遅いときは4月25日と年によって違いがあります。 

 

もう少し詳しく日付のことを書きました。

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イースター(復活祭)っていつ?2024(令和6年)

イースターに関連する特別な日付 

日本ではまだイースターの1日のみが注目されていますが

実は、イースターは40日間(日曜日を除く)のレントとそれに続く

キリストの受難がクライマックスに位置する一連のイベントの中のひとつです。

一連の特別な日付

灰の水曜日: レントの初日。教会では、額に去年のしゅろから作った灰で

クロス(十字)の印をつけてもらいます。

灰の水曜日も毎年日付が変わりますが、水曜日ということは変わりません。

今年の灰の水曜日は2月14日でした。


レント(Lent、四旬節、大斎節、または受難節): 灰の水曜日 (Ash Wednesday) から

イースター前日の土曜日までの期間。日曜日をを省いて40日あります。


聖週間受難週: レントの最後の1週間。聖週間(Holy Week:カトリック)または

受難週(プロテスタント)と呼ばれ、しゅろの主日(イースターの直前の日曜日)から

イースターの前日の聖土曜日 (Holly Saturday) までを指します。


聖週間には、以下のお祝いがあります。

しゅろの主日:この日はイエスが受難を前にエルサレムに入ったとされ

信者はしゅろの枝を道にまいてイエスを迎えました。

教会のミサでは、その年の新しいしゅろをもらえます。

聖木曜日( Holy Thursday, Maundy Thursday): イエスの最後の晩餐を記念する日です。

聖金曜日/グッド・フライデー (Good Friday): イエスの受難を記念する日です。

しゅろの主日について詳しく書いてみました。

こちらをどうぞ!

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パーム・サンデー(枝の主日):イエスの最後の1週間、始まる

イースターの関連行事と起源 

イースターと聞けば、誰でも春を思い浮かべるでしょう。

カナダでも、まだ寒いとはいえ、鳥が再びさえずりだし、

草木の芽が顔を出し始めます。  

春の女神と関連するイースターの行事 

世界では、キリスト教のずっと前から、

様々な異教の文化が春分の日をお祝いする伝統がありました。

これらのお祝いは、冬の終わり、そして春・再生の到来を告げるものでした。


そして春の女神の中でも、豊穣(ほうじょう)、新しい命、

季節の変化の女神でも知られるエオストレ(Eostre)が、

名前、意味ともども由来していると言われています。

(イースターの、英語のスペルは、「Easter」です。)

 

イースターの、キリスト教以外の由来について、もう少し書いてみました。

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イースター(復活祭)の意味、キリスト教以外の由来は?

エッグハントやレースといった伝統的なイースター行事 

今では、エッグハントエッグロールなど、イースターエッグに関する、

様々な行事が開催されています。

エッグハントは隠されたイースターエッグを探すという、宝探しの要素がある遊びです。

エッグロールは、スプーンで、イースターエッグを転がしていくという、

もう少しアスレチックな遊びですね。 

イースターエッグが出てくるのは、やはり、キリスト教的には、

キリストの復活(卵をキリストの墓と見立てて)、

そのほかには、春、誕生を象徴しているイベントなのです。

 

エッグハントについて、もう少し書いてみました。

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イースター(復活祭)のエッグハント、季節の行事

エッグハント とイースターバニーの関係 

イースターバニーは、イースターの日に、イースター エッグを隠す、という役割があります。

キリスト教とはあまり関係ありませんが、ウサギは、多産でもあり、

春や女神エオストレのシンボルでもあるのです。 

 

イースターバニーについて、もう少し書いてみました。

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イースター・バニー(うさぎ)の意味、なぜ?

いかがでしょうか?

イースターの宗教的な意味を知ることによって、

イースターの楽しみ方が変わってくると思います。 

イースターの意味を、いろいろな視点からまとめてみました

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