こんにちは、ヨーコです。
今日は(2017年4月14日)、カナダのプリンスエドワード島から、記事をお届けします。
義両親がプリンスエドワード島に住んでいるので、イースターを祝うために来ています。
イースターは日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米では大切なイベントです。
プリンスエドワード島の義両親のイースターの思い出をインタビューした記事はこちらを!
↓↓↓↓
義両親のように、キリスト教の信者にとっては最も重要なイベントの一つです。
(何しろイエスの復活をお祝いする期間ですからね!)
キリスト教の信者でなくても、今日、グッド・フライデーから少なくとも3連休になり
日本のゴールデンウィークとまではいかなくとも
イースターがらみのイベントが企画される時期です。
イースターの基本情報に関する記事はこちらを!
↓↓↓↓
グッド・フライデーとは?
さて、グッド・フライデーですが、イエスの磔刑を偲ぶ日です。
イエスの磔刑では、ドイツのルネサンス画家のグリューネヴァルトの絵が有名です。
グリューネヴァルト絵を紹介した記事はこちらを!
↓↓↓↓
他にもいろいろありますが、13世紀イタリア、
ルネサンス初期の画家、ジョット(Giotto)も同じテーマ(イエスの磔刑)を描いています。
このフレスコ画は、イタリアのパドヴァにあるスクロヴェーニ礼拝堂の
一連のフレスコ絵画のひとつです。
イエスの左側では、ローマの兵士が誰がイエスの服をもらうかで揉めています。
そんな争いを見ながら使徒ペトロが悲しそうな顔をしていますね。
イエスの右側では、聖母マリアが悲しみと痛みのために気を失い
使徒ヨハネがマリアを支えている一人ですね。
マグダラのマリアはひざまづきイエスの足の傷を見て泣いています。
空を飛んでいる天使がちょっと怪しいと思うのは私だけでしょうか?
スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコの動画を見つけました。
29秒(全体)、1分8秒(ローマの兵士と使徒ペトロ)、
1分16秒(聖母マリアと使徒ヨハネ)、3分22秒(全体)あたりに
キリストの磔刑が見られます。
英語の説明チャレンジしたい方(英語の字幕付きです!)、
または雰囲気を楽しみたい方はこちらをどうぞ!
↓↓↓↓
グッド・フライデーのミサ@プリンスエドワード島
義両親は敬虔なカトリックの信者です。
今日もグッド・フライデーのミサに行くということで、
私たち夫婦もミサの時間に間に合うように、家を出ました。
私は信者ではないのですが、ここではいつも付き合って教会に行きます。
今日のミサは、グッド・フライデーのためにアレンジされていました。
例えば、木製の大きな十字架が入り口の方から運ばれてきて、祭壇の前に設置されます。
信者は一人づつ進み出て、十字架に接吻をします。
まあ、ひざまづいて手を添える人、添えた自分の手に接吻する人(衛生目的)と色々ですが。
私も手を添えて、お辞儀をしてきました。
聖書も読まれすわけですが、
ここで読まれたのは、ヨハネの福音書の18章と19章でした。
この章では、イエスが最後の晩餐の後で逮捕されてから
磔刑され、お墓に入れられるまでの出来事が書かれています。
何しろ私は信者ではないので、私的な興味がある記述へ注意がいってしまいます。
例えば、イエスが逮捕されるときに、鞭で打たれた他に、少なくとも2回顔を殴られています。
結構バイオレントですね。
そして、ここでイエスは
紫の(王の着るような)衣を着せられ、茨の冠を被せられます。
これは、イエスがユダヤの王として磔刑されるからです。
あ、それで紫がイースターの色なんだ!と納得。
ところが、先ほどのジョットのフレスコ画ですが、ローマ兵が持っているイエスの衣服は
紫というより赤に近いですよね。
私たちが思い浮かべる紫とは少し違うようです。 (RGB #b80049)
その他のイースターの色に関して書いた記事はこちらを!
↓↓↓↓
最後に、イエスの遺体は、スパイスと共に、麻の布で覆われ埋葬されました。
何のスパイスが使われたか知りたかったんですが、
聖書には詳しい記述はないそうです。
参考文献:
Living with Christ: Sunday Missal. Novalis Publishing Inc.: 2016