こんにちは、ヨーコです。
皆さんは料理は好きですか?
主婦(主夫)の方の中には、好き嫌いにかかわらず料理はしなくてはならないものなので、
好きとか嫌いとか言っていられない、という人もいるのではないかと思います。
メニューを考えて、買い物をし、一定の時間までに料理をするって、結構大変ですよね。
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息子さんをもつ主婦の皆さんの中には、
早くお嫁さんに家事を代わってもらいたい!なんて思っている人もいるのではないでしょうか?
料理は自分でしたほうが絶対にいい!、というお話を今回はしたいと思います。
料理は頭を使う!
人を食事に招くための料理、日々の家族のための料理、一人暮らしの人は自分のための料理、
どんな料理を作るにしろ、まず「何を作ろう?」というプランを練るところから始まります。
人を喜ばすために作る人は、家族や友人が美味しいと思ってくれるか?
自分が食べたいもの作る人は、レシピの写真では美味しそうだけど本当にそうか?
など、いろいろな予想をする能力が必要になります。
忙しい社会人の人が帰宅後夕食を作る場合も、
週末に人を招いて特別なランチを作る場合も、
頭の中で冷蔵庫にすでにある材料にチェックを入れ、
買う必要のある食材、どのスーパーがいいか等
戦略的能力を使うことになります。
スーパーでは、同じ食材でもブランドが違うと値段も違ったりします。
これだけ余分に払う価値があるのか?またまた頭を使います。
そしてキッチンに入ると「洗う」「切る」「煮る・焼く・炒めるなど」「盛り付け」など、
動作の正確なコントロール、視覚と手の動きをコーディネートし
さらには嗅覚(ニンニクの香りがフライパンからしてきたか?)、
聴覚(タイマーは鳴ったか?)を駆使し脳は大忙しです。
しかも通常同時進行で2〜3品作っているのが普通ですよね。
食事が始まる時間を考えながら、作り上げる順番を考え、さらには洗い物も始める。
驚異のマルチタスク(multitasking)!
盛り付けする際、あると思っていたお皿が一枚足りない!
問題解決の機能が発動します。
書いているだけで、息切れがしてきそうです。
確かにラクではないかもしれませんが、
特に年配の方、頭を使う良い脳トレとして、率先して料理はしましょう!
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料理をテーマにした認知機能のテスト
実際、料理では様々な認知機能が必要とされ、
料理をテーマにした認知機能テストもあるくらいです。
その名も、「朝食の料理(Cooking Breakfast)」
(Craik & Bialystok, 2006; Kerr, 1991)。
この認知テストは、もともと、Kerrという人が、
博士論文のためにマック用に作ったプログラムで
その後CraikさんとBialystokさんが、PC用のテストを作りました。
で、このテストに被験者は、朝食用の食べ物5品作るとうい課題を与えられます。
全てコンピューター上ですることなので、関係のあるアイコンをクリックすることによって
「料理をする」ことになります。
そのメニューと言いますと
- ベーコン
- オートミール
- コーヒー
- 卵
- トーストです。
当たり前ですが、しっかり洋食ですね。
それぞれの調理時間は違うのですが、
全ての料理は同じ時間に出来上がっていなくてはなりません。
さらに、テーブルセッティングも課題の中にあります。
これは、フォーク、ナイフ、皿、グラス等をドラッグしながらセッティングすることになります。
気になる必要な認知機能ですが、
- 作業記憶(プランを練って、進行状況をモニターすること)
- 展望的記憶 (いつ料理を初めていつストップするかということを覚えていること)
- 保続・抑止(優先順位の低いテーブルセティングをしないこと)などがあります。
認知機能のテストになるくらいですから、
料理が認知機能をフルに作動させているということがわかりますね。
正式な研究結果はないかもしれませんが
お嫁さんに料理をはじめとする家事を任せた途端ボケてしまう、という話をよく聞きます。
私の祖母もまさにそのパターンでした。
なので、私は料理を脳トレとしてお勧めします!
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