こんにちは、ヨーコです。


脳トレって、言葉通り、脳をトレーニングすることですが

なんだか漠然としていますよね。



運動するといっても、走ることだったり、泳ぐことだったり、踊ることだったりと、色々です。


脳トレですが、「認知機能」をトレーニングするものです。

認知機能って何?

英語で認知力は「cognition」といいます。

語源は、ラテン語の「cognoscere」で、「知識」と言う意味です。


普通私たちが認知機能のことを語るとき、

経験や学習から得た情報など、すべての「知識」のことを指します。



そして認知機能が低下すると、認知症に繋がってきます。


認知機能とは、五感を通じて得た情報、経験から得た知識を主観的に処理し、

周りで起こっていることを吟味し、解釈する機能のことを言います。



注意、学習、記憶、言語、判断、遂行など、認知機能にもいろいろあります。


認知力のひとつである「注意」のことについて書いた記事はこちらをどうぞ!

↓↓↓↓

高齢者の脳トレ:認知機能(注意のネットワーク)を鍛えよう!




今は神経画像などで、頭の中で何が起こっているのが見ることができます。

そのことによって、さらに認知機能への理解が深まってきています。


脳のどの部分を鍛えることができるのか、注意を例にとって書いてみました。

↓↓↓↓

認知機能、注意のネットワーク(ANT)と関係する脳のネットワーク



いろいろな認知機能

認知機能ににもいろいろあるのですが、こちらにちょっとまとめてみました。



注意

注意力によって、私たちは物事に集中し、

すぐにまたは後で得た情報を処理することができます。

注意は日々の中で私たちが必要な基本的な認知機能です。


注意ネットワークの一つの反応の競合を解消する機能は、実行機能とも呼ばれ、

論理的思考などを通して、さまざまな情報を処理していきます。


例えば、五感に届かないもの(後ろから歩いてくる人)に注意を払うには、

この注意力が必要になってきます。


知覚

認知機能の知覚力は、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚などのさまざまな感覚を通して

周りで起こっている物事を理解させてくれます。


平衡感覚や内受容感覚(体の中の臓器の感覚)などもそのひとつですね。


脳はこういった情報をまとめて、新しい情報を作っていきます。


記憶

記憶は物事をコード化し、保存し、そして「思い出す」機能です。

記憶は、何かを学ぶときに必要な基本的な機能です。


記憶といってもいろいろあります。

短期記憶といって、短い間だけ情報を覚えておく機能や、

長期記憶といって、長い間情報を覚えておく機能があります。


メモ用紙に書き取るまでの間だけ覚えている電話番号は、短期記憶の例です。


長期記憶には陳述記憶といって、学校で習った知識や、人との思い出などの記憶と

手続き記憶といって、

意識しなくても自転車の乗り方を覚えているといった動作の記憶があります。


言語

私たちは、言語によって考えや感情を表すことができます。

なので、言語は私たちが知っていること、私たち自身のことを伝える大切なツールです。


学習

学習によって、私たちは新しい情報をすでに持っている情報に取り込むことができます。

帰宅時の手洗いなどの習慣、自転車の乗り方、人と接することによって学んだ知識等

学習の対象はさまざまです。




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