こんにちは、ヨーコです。


陰陽五行によると、土用は春夏秋冬の季節の移り変わる時期

次の季節に備えるために四季の調整の時期、そして不安定な時期でもあります。


今年(2017年)の土用:


冬:1月26日(木)

春:4月20日(木)、5月2日(火)

夏:7月25日(火)、8月6日(日)

秋:10月29日(日)



ちなみに、陰陽五行とは中国の自然哲学の思想に由来して

基礎となる五元素(木火土金水:もく、か、ど、ごん、すい)によって、

人に健康を含め自然界で起こることを説明しています。


例えば、ご元素に対応する体の機能は、肝心脾肺腎になります。

夏の土用に控えること

土用の話に戻りますが、

特に夏の土用は、一年のうちで最も体調をくずしやすいときです。

物も腐りやすくなります。

「腐る」という漢字は、「内臓の中に肉が入る」と腐ると表しています。


つまり、土用の時期には、

体の中で腐りやすい動物性の食べ物は控えたほうがいいとうことになります。


えっ、鰻を食べて栄養をつけるんじゃなかったの?と思われるでしょう。

実際私も、伝統的な暑さのしのぎ方、土用の過ごし方の中で、

鰻や卵を食べる習慣を紹介しました。

↓↓↓↓

土用の丑の日2017:うなぎだけじゃないヨ、伝統的な暑さ対策!




ここで、「伝統的」ということをちょと強調したいですね。

粗食で栄養不足がちであった昔は、滅多にた食べることのできない鰻や卵などは

大切な動物性たんぱく質の栄養源だったことは簡単に想像できます。


なので、飽食、過食気味の現代人は、特に栄養補給をする必要がないのです。

しかも、この飽食・過食で胃腸は疲れていて、逆に休む必要が出てきます。


そこで、土用の時期に体調をベストに持っていくための対策と改善方法として

少食、粗食、プチ断食で、胃腸を休めることがあげられます。


少食、粗食、プチ断食

今回は、イシハラクリニック院長・石原結實先生の勧める方法を紹介します。

石原式基本食

朝食

  • 食べたくない人、食べなくても大丈夫な人は食べない
  • お茶に梅干しを添えて
  • 生姜と黒砂糖入り紅茶
  • にんじんジュースかリンゴジュース(生ジュースですよ!)

ランチ


  • 薬味(ネギや七味とうがらし)をたっぷりかけたそば
  • 薬味や具がたっぷり入ったうどん
  • タバスコをかけたピザやパスタ
  • 他のランチなら腹八分

夕食

  • なんでもOK、アルコールも可

他にも、昼食を抜くとか夕食を抜く方法などもあります。


参考文献:

石原結實「食べない」健康法:コストゼロで今日からできる驚異の健康革命!(2008)

東洋経済新報社

自分にあった少食、粗食、プチ断食

石原先生もおっしゃっていますが、

自分にあった少食、粗食、プチ断食をすることが大切です。


人がいいと言ったからといって、自分にいいとはかぎりません。

少食、粗食、プチ断食すること自体がストレスになっているのではお話になりません。


特に人に勧めるとき、

その人にちゃんとモチベーション(動機)があるのかも確認することが大切です。