こんにちは、ヨーコです。


私たちは季節の流れの中で生活しています。

しかし、現代人の私たちの生活は往々にして自然な時の流れに反した生活をしてしまします。


暑い夏、寒い夏にもエアコンを使って外の気温に関係なく

室内を快適な温度にしようとしています。

ネットやゲームに夢中になって、本来は休むところを夜更かししがちです。


エアコンによる自律神経のバランスの乱れについて書いた記事はこちらを!

↓↓↓↓

自律神経の整え方:暑さ対策、エアコン・クーラーから身を守ろう!




二十四節気

本題に入る前に、自然な季節の流れについてちょっと説明したいと思います。


二十四節気というと、「???」と思う方も多いと思います。

もともとは、中国で太陰暦に本来の季節を知るため、

太陽の位置の情報を加えたのが二十四節気の始まりです。


その節気の分け方ですが:

黄道を夏至と冬至でで2等分します(二至)。

さらに春分と秋分でわけて、4等分になります(二至二分)。

そして、それぞれの中間に立春、立夏、立秋、立冬(四立)を入れて8等分(八節)になります。

一節は45日で、これを15日ずつに3等分し「二十四節気」となるわけです。

二十四節気における夏

二十四節気における夏の始まりは、5月6日頃の「立夏(りっか」です。(2017年は5月5日)

立夏のあとは、

小満(しょうまん:5月21日頃、2017年は5月21日)

芒種(ぼうしゅ:6月6日頃、2017年は6月5日)

夏至(げし:6月21日頃、2017年は6月21日)

小暑(しょうしょ:7月7日頃、2017年は7月7日)

大暑(たいしょ:7月23日頃、2017年は7月23日)

立秋(りっしゅう:8月7日頃、2017年は8月7日)

が続きます。


立夏は「暑さ」に関してはちょっと早い気もしますが、

昔の人は、立夏の頃になると気温がはっきりと高くなり

雷と雨が多くなる季節だと認識していました。


立夏(5月6日頃)

春分と夏至のちょうど中間にあたり、暦の上での夏の始まります。

夏とは、この日から立秋の前日までのことをいいます。


本格的な夏はまだ先ですが、日差しが強くなり気温が高くなる日もあります。

温暖の差がある季節なので注意が必要ですね。


立夏といったらゴールデンウィークという人も多いかもしれません。

小満(6月6日頃)

陽気が良くなって、草木が成長し生い茂るころ、という意味です。

暑さが加わってくる時期です。

田植えの準備が始まる時でもあります。

芒種(6月6日頃)

芒(のぎ:イネ科植物の穂先にある毛のような部分)のある

イネ科の植物の種をまく季節という意味です。

梅雨入り間近で、蒸し暑くなってくる時期です。

夏至(6月21日頃)

一年で、昼間が最も長く、夜が最も短い日です。

二十四節気上ではちょうど夏の真ん中の節気ですが、実際には梅雨の真っ盛りです。

農家では田植えに忙しくなるころです。


暑さのピークはまだむこうになります。

小暑(7月7日頃)

暑さがどんどん増してくる、という意味があり、この頃から暑さが本格的になってきます。

梅雨明けも近くなり、「高湿」だけでなく「高温」も感じるようになってきます。


強い日差し、気温の上昇と、体にはちょっとヘビーな季節で、

体調を崩しやすくなる頃でもあります。

「小暑」=本格的な夏を迎える合図と、心しましょう!

大暑(7月23日頃)

梅雨が明け、本格的な夏の到来です。夏の土用もこの頃ですね。

最も暑い頃という意味ですが、実際の暑さのピークはもう少し後になります。

立秋(8月7日頃)

立春からちょうど半年が経ちました。

暦の上では秋になり、朝夕が涼しくなります。

しかし、日中はまだ残暑が厳しく1年で最も気温が高くなる時期です。


立夏同様、温暖の差がある季節なので注意が必要ですね。


夏は心を主る(なつはしんをつかさどる)

夏は、心臓(心)への負担(ストレス)が多くなる季節です。


夏のストレスとしては、睡眠不足、暑さ、(食欲不振のための)栄養不足、

極端な温度差(エアコン)などがあります。

私たちの体はこれらのストレスに対応しようとして、

活動・緊張モードの交感神経がオンになります。


睡眠不足によるストレスに関する記事はこちらを!

↓↓↓↓

自律神経を整えて、暑さというストレスが原因の睡眠不足を解消!




ストレスによって交感神経の緊張すると、筋肉が固くなり、

その中を通っている血管は細くなります。


そして、細くなって流れにくくなった血管に血液を流すために、

心臓は頑張ってに血液を送り込もうとします。

必死に心臓が動き過労状態になり、動悸や息切れ、不整脈、高血圧、立ちくらみ、

冷えのぼせなどの症状が起こりやすくなります。

心臓(心)の働きを整える食べ物



そこで、心臓へのストレスを和らげる食べ物を東洋医学的に見てみましょう。

二十四節気と同様「自然」がテーマですね。


東洋医学では、五味に注目します。

酸味、苦味、甘味、辛味、塩味の5つです。


これは、季節(春、夏、土用、秋、冬)と、

臓器(肝、心、脾・胃、肺、腎)に、それぞれ対応しています。


つまり、春は酸味で肝臓、夏は苦味で心臓、土用は甘味で脾蔵・胃、

秋は辛味で肺、冬は塩味で腎臓といった具合です。


本題の夏の食べ物ですが、「苦味」に注目します。

  • 八十八夜(立春から88日目、2017年の八十八夜は5月2日)の頃に摘まれれた新茶
  • たけのこ
  • 紅花

これらは、立夏、小満が旬の食べ物ですね。

発汗だけでは間に合わないので、体の冷却材となる食べ物を選びましょう。

  • 麦を原料とした食べ物(そうめん、冷麦、麦茶、ビール)
  • ナス科・ウリ科の野菜(ナス、キュウリ、トマト)

これらの野菜は、体の酸化も防ぎます。


発汗で失われた塩分を補うために苦汁(にがり)を含む自然を適宜、とりましょう。

  • 梅醤番茶、梅干し、梅酢、味噌汁で塩気を補うと、夏バテの予防になります。

梅醤番茶レシピ

用意するもの:

  • 梅干し 1個
  • 純正醤油 大さじ1
  • 熱い番茶
  • 生姜汁 少々
  • 湯のみ茶碗

作り方

  • 中くらいの梅干し一個を種を取り、湯のみ茶碗に入れて突き砕く。
  • 醤油を入れて練る。
  • 生姜のおろし汁を落とし、熱い番茶を八分目ほど注いでかき混ぜる。

注意:

空腹時に服用してください。

小さなお子様には4〜5倍に薄めたものを少量与えてください。