こんにちは、ヨーコです。
ハロウィンといえば、トリックオアトリート。
そして、トリックオアトリートといえば、仮装・コスチューム!
私はカナダに住んでいますが、トリックオアトリートにやってくる
子供達の仮装・コスチュームには、毎年楽しませてもらっています。
さて、ハロウィン原型は、ケルト民族のサウィンにあると以前お話ししました。
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アイルランドやスコットランドでは今でもケルト文化が残っている地域ですが
これらの国では、子供たちが仮装をして、近所回りをするのが伝統となっています。
硬貨、リンゴやナッツ類、最近ではチョコレートがか子供達に与えられます。
ケルト文化における仮装の歴史
アイルランド、スコットランド、マン島、ウェールズでは
少なくとも16世紀には、
ハロウィン以外のお祭り等のイベントで仮装をする風習がありました。
朗読したり歌を歌うことによって、食べ物をもらう。
この時誰かわからにように仮装をします。
この風習は、キリスト教のソウリングにも似ていますね。
トリックオアトリートの起源の一つでもあるソウリングに関する記事はこちらを!
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なぜ仮装をするのか?
いろいろな説がありますが、
一説によると、仮装をすることによって、死者の霊に成り代わり、
お供え物を頂くという意味があった、という解釈もあります。
なるほど、という感じですね。
また別の説によると、仮装することによって、自分も死者の霊であるようにみせ、
死者の霊から身を守るという意味もあったという解釈もあります。
これも理にかなっているように感じます。
どんな仮装をしたのか?
- 冬の霊や死者の霊
- 木馬または、白いロバ:アイルランドでは、白いロバに仮装した人を先頭に
若者たちが笛を吹きながら練り歩き
Muck Olla(伝説の野ブタ)に変わってお金を集めたと言います。 - マスクを被るまたは、顔を黒く塗る:聖なる焚き火は祭りの重要な要素です。
昔から、仮装して、炭を顔に塗ることによって
霊に成り代わることを意味したようです。 - 女装(男装):19世紀後半から20世紀前半には
ウェールズやスコットランドで見られたそうです。
仮装とハロウィン
このように、仮装はヨーロッパのお祭りでよく見られた風習でした。
そして、特にケルト文化では、魂や妖精、死者の霊などが徘徊するハロウィンに
仮装は悪い霊たちを怖がらせる効果的な手段という位置を占めたようです。
一番古い、ハロウィンでの仮装の記録は、1895年のスコットランドにあります。
ハロウィンの夜に仮面舞踏会の参加者のように仮装したグループが
ターニップ(カブの一種)で作ったランタンを手に
ケーキ、果物、お金をもらいながら家々を回ったとあります。
20世紀になると、イギリスではハロウィンに仮装をし悪ふざけをする風習が広まりました。
出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/30/Traditional_Irish_halloween_Jack-o%27-lantern.jpg/932px-Traditional_Irish_halloween_Jack-o%27-lantern.jpg
木馬や白いロバ、顔を炭で塗る、今でも使えそうなアイデアですね!