こんにちは、ヨーコです。
夏になると悩まされるカビのアレルギー、夏型過敏性肺炎。
このアレルギーは住居に繁殖しているトリコスポロンというカビが原因です。
夏型過敏性肺炎の詳しい記事はこちらを
↓↓↓↓
住居に繁殖しているので、住居内での予防と、
万が一発生させてしまったら速やかにそして徹底的に駆除・掃除することが大切です。
トリコスポロンの居場所に関する記事と掃除の仕方に関する記事はこちらを!
↓↓↓↓
しかし、どうしても駆除しきれない場合もありますよね。
最悪の場合は引越しを考えなくてはいけないかもしれません。
どうせだったら、トリコスポロンのいない場所に住みたい!
少なくとも夏型過敏性肺炎の発生率が少ないところに住みたい、と思いますよね。
トリコスポロンの好む環境
まずは敵をの好む環境を知っておきましょう。
- 温度:25 ~ 28 度
- 湿度: 80%
- 場所:湿った木や植物
こういったことで、梅雨の時期で、古い木造家屋において発症しやすいと考えられていました。
「いました」と過去形なのは、
最近は機密性の高いマンションでも
トリコスポロンが発生することがわかっているからです。
そして、確かに夏に一番発生率が多いのですが、住宅の環境によっては冬場も侮れません。
夏型過敏性肺炎発症月
実際にとどの月に夏型過敏性肺炎の発生率が多いのか見てみましょう。
5 月から 10 月に発症発症が多く、8月にピークになります。
8月に次いで、7月、9月、6月の順に発症が多いですね。
ここで注目したいのは、冬になっても発症率が0にならないということです。
これは、最近の住宅事情がトリコスポロンの好む環境を
冬になっても提供しているということが考えられます。
例えば、トリコスポロンが発生する場所としてエアコンの中が挙げられます。
一年中エアコンを使うお宅などですね。
夏型過敏性肺炎患者のいない国
夏型過敏性肺炎患者は日本以外では韓国でも報告されています。
つまり日本と韓国を避けることができればベターなんですが、そんなわけにはいかないですね(汗)。
県別、夏型過敏性肺炎発生の状況
1990から1999年の間に行われた全国調査の結果によると
624人の夏型過敏性肺炎患者が報告されています(安藤 2000)。
(調査の対象になった人数不明)
その分布を見てみましょう。
(人)
- 0:北海道、青森、岩手、秋田、滋賀、三重、和歌山、鳥取、宮崎、佐賀
- 1−10:山形、宮城、新潟、福島、群馬、茨城、富山、石川、福井、長野、岐阜、
- 11−30:栃木、京都、岡山、広島、長崎、熊本、鹿児島、沖縄
- 31−50:千葉、兵庫、大阪、福岡
- 51〜:埼玉、東京、神奈川
山梨、静岡、愛知、奈良、鳥取、山口、香川、徳島、愛媛、高知、大分
トリコスポロンは涼しくて乾燥している場所を好みません。
なので、北海道や東北の最北の県に患者がいなかったのは頷けますね。
あと、西日本を中心に高温多湿な県がアブナイと言うことがわかります。
実際は、予防と駆除で、引越しの必要がないといいのですが。