こんにちは、ヨーコです。
高齢化が進んで、健康に関する関心が高まっています。
病気をしない健康もそうですが、
最近は脳の健康にも関心が集まっています。
脳は本当に大切な機能です。
自分が自分であるためには、脳の働きがとても重要になってきます。
転んですりむいた傷などは、初めは痛いですが、かさぶたができ、次第に治っていきます。
骨折も大変な怪我ですが、治療ができます。
脳はそういうわけにはいかない、特殊な部分です。
しかし最近は、脳にも柔軟性があって、
大人の脳の組織も刺激を与えれば新しい組織が作られるということがわかってきています。
神経細胞(ニューロン)の再生に関する記事はこちらを!
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そこで、脳トレの出番ですよね。
知っておきたい脳の限界
ところが、意外に知られていないのが
というか、自覚がないのが
脳にも限界がある、ということです。
ここであげたいのは、認知能力の一つである、注意の機能です。
注意には3つの機能があって、そのため注意のネットワークと呼ばれています。
- 刺激に備えて準備する(alerting)
- 特定の情報を選択する(orienting)
- 反応の競合を解消する(executive control)
これらは本当に基本的な機能で、
あまりにも基本的で、空気のような存在かもしれません。
ところが、空気もそうですが、注意も無限にあるわけではないのです。
注意の機能に関する記事はこちらを!
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注意の限界の例
例えば、車を運転中に携帯電話で会話をすることは、違法になります。
電話を手に持ちながらの運転が危ないのは、
なんとなくわかる人は多いのではないでしょうか。
危険なのは、実はハンズフリーを使っている時も同じなのです。
ですが、あまりピンとこないのではないでしょうか。
運転中の携帯は、ハンズフリーでも危ないという記事はこちらを!
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会話をするということは大変高度な行為で、脳もかなりの注意力を駆使しています。
話を理解し、次に話すことことを考え、そして実際に話をしています。
時には通話状態が良くなく、更に会話に意識を集中しなくてはならない時もありますね。
こいう状態で、運転していると、会話に注意の容量が多く使われ
運転中に必要な視覚や聴覚からの情報を処理する分の注意が少なくなってしまうのです。
つまり、刺激に備えて準備する機能や反応の競合を解消する機能が
会話によって使用され、残りの注意を運転に使わなくてはならないのです。
100%の容量を使っていないので、
目を開けて前方を見ているつもりなのに、実際に処理される情報は少ないということです。
こんなの時に急な飛び出しを急ブレーキをかけて防げるかというと、どうでしょうか?
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
と、偉そうなことを書きましたが、
老いていくということはどいうことなのかを知り、そして自分を(自分の限界を)知れば
大丈夫!と、言いたいのですが。
それを踏まえて、脳トレを検討することが大切だと思います。
高齢者の脳トレに関するまとめ記事