こんにちは、ヨーコです。
皆さんは運動を定期的にしていますか?
私は小さい頃は運動部に入っていたので運動は生活の一部でした。
大人になり、ちょっとご無沙汰していたのですが、
夫と出会い、出勤前に一緒にジム・プールへ通うことが日課になりました。
私の80代の父(プール)、70代の母(散歩)も運動は日課です。
父はゴルフも楽しみ、母は家事の他にも園芸で体を動かしています。
二人とも、病気などもせず、まあ、若い時とは違いますが、頭もしっかりしています。
運動は健康にいい!
運動をオススメしたいのは、個人的な経験からだけではありません。
なぜ運動が健康にいいかという理由はたくさんありますが、
中でも、適度な運動は、心臓に関わる病気、脳卒中、糖尿病になる確率を下げるという
非常に大切な理由があります。
他にも運動をすると、体重が減る、血圧が下がる、鬱を回避できる、
または単に健康的に見える、といいことばかりですね。
これでは、運動をしない理由を見つけるほうが大変です。
運動は脳にもいい!
そして、運動は脳、つまり私たちの認知機能にもいいのです。
そして、「認知機能にいい」ですが、細胞から実際の行動レベルまで「いい」のです。
高齢者の脳トレ情報、脳の構造と機能を知ろう!でも、お話ししましたが、
記憶を担っているる脳の構造に、「海馬」があります。
脳の構造と機能に関しての記事はこちらを!
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アメリカ、ピッツバーグの研究者(Ericksona et al., 2011)によると有酸素活動、
この研究では、40分間のウォーキングを有酸素活動としていますが、
そのウォーキングにに従事した高齢者(55−80才)の
海馬のサイズが増し、記憶の機能がアップしたと報告しています。
カナダのバンクーバーの研究者は(Liu-Ambrose et al., 2012)、
週に2回の筋力トレーニングに従事した女性の高齢者(65−75才)の
注意のネットワークの一つでもある、
反応の競合を解消する機能はまたは実行機能が向上すると報告しています。
脳と筋肉の関係を書いた詳しい記事はこちらを!
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このように、運動が健康な高齢者の認知機能を向上させる研究報告や
高齢化に伴う認知機能の低下のスタートを遅らせる研究報告などがありますが、
どの運動がベストなのかというと、はっきりとはわかっていません。
時間よりも多様さ
どの運動がベストなのかは、はっきりしていませんが、
別の研究報告で、一つの運動に費やす時間よりも
従事する運動の多様さのほうが重要といった報告があります。
カナダのハリファックスとカルガリーの研究者は(Eskes et al., 2010)、
女性の高齢者(50−90才)を対象に実験を行ったところ、
従事している運動の時間より運動の数が、
実行機能も含む注意機能、知覚、記憶などの
認知機能のスコアに影響していると発表しています。
なんだか、一つの脳トレに時間を費やすよりも、
いろいろなことをしたほうがいいという「環境強化」に似ていますね。
運動でも、「いろいろ」を目指していきましょう!
環境強化の記事はこちらを
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