こんにちは、ヨーコです。
ハロウィーンといえば、トリック・オア・トリート、仮装、カボチャの提灯と
私が住むカナダでも、大人でも気合が入ってしまうイベントです。
あまり知られていませんが、このハロウィーン、
実はアイルランド、スコットランド、マン島などに住んでいた
ケルトの民族のサウィンという古いお祭りに由来しています。
サウィンに関する詳しい記事はこちらを!
これまた、あまり知られていないのが、ハロウィーンにちなんだ食べ物です。
先日、第一弾として、アイルランドのコルカノン(マッシュ・ポテトの料理)を紹介しました。
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今回は、もう一つハロウィーンにちなんだアイルランドのジャガイモ料理を紹介します。
アイルランドとジャガイモ
アイルランドとジャガイモには、実は悲しい歴史があります。
ジャガイモ飢饉と言って、1846年から1852年に起こった大飢饉で
約100万人が亡くなっています。
これは、ジャガイモの病気による不作が原因で、
特に(安い)ジャガイモを食べて生活していた貧しい人たちに打撃を与えました。
さらに約100万の人がアメリカやカナダを目指して、アイルランドを後にしました。
私の夫の先祖の中にも、このようにしてカナダにやってきた人がいるそうです。
アイルランドの伝統料理、ボクスティ
ボクスティは、ジャガイモ飢饉以前からある、伝統的な料理です。
こんな詩まで、あるんですよ。
Boxty on the griddle,
Boxty on the Pan,
if you can’t make Boxty,
you’ll never get a man.
グリルの上のボクスティ、
フライパンの上のボクスティ
ボクスティを作れないと
お嫁にいけないよ
コルカノンの時もそうでしたが、
「結婚」が、昔の人の間でも非常に気になるテーマだったことがわかります。
ボクスティの種類
ボクスティには、3種類の作り方があります。
- フライパンで作るボクスティ(パンケーキ)
- オーブンで作るボクスティ(ミートローフを想像してください)
- 茹でるボクスティ(水餃子を想像してください)
今回は、フライパンで作るタイプ、パンケーキのボクスティを紹介したいと思います。
用意するもの
- ジャガイモ: 約500グラム
- 小麦粉: 250ml (北米の計量カップ1)
- バターミルク: 250ml
バターミルクがない場合は、牛乳250mlに対し、
大さじ1のレモン汁か酢を加えれば代わりになります。 - ベーキングパウダー: 小さじ1
- 塩
- バター