こんにちは、ヨーコです。
カナダのエイジング(aging)事情
私のいるカナダでも、高齢化が進んでいます。
日本の平均寿命は2015年の段階で84.74歳と、
モナコの89.52歳に次いで世界2位。
カナダも18位の81.76歳と、頑張っています。
日本では2013年の時点ですでに過半数の道府県で
65歳以上人口(老年人口)の割合が年少人口(年少人口)の割合の
2倍以上となっています。
カナダではそこまではいきませんが
同2015年には初めて、65歳以上の老年人口が
0〜14歳までの年少人口を上回りました。
日本と同様、この傾向は増え続けると考えられています。
そして長い人生を、ずっと自分でいるには、
つまり、脳がいつまでもシャキッとしているようにはどうしたらいいのか
多くの人が興味を持つところです。
脳トレの種類や効果
そういった事情で、今脳トレがとても流行っていますね。
コンピュータやタブレットを使ったゲームから、塗り絵やパズルまで
様々な種類があります。
例えば、ゲームタイプの脳トレですが
特定の脳の機能を向上させようとする科学的研究に基づいた脳トレから
とにかく、脳に良さそうのアイテムを投入といった脳トレまでいろいろです。
科学的研究と言いましたが、
最近は認知心理学や脳科学の研究結果を
脳トレなどの実用的な商品として開発していこうという動きが高まっていきます。
科学に基づいた理想的な脳トレに関してはこちらの記事を!
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ですが、研究結果として脳トレの効用があるかというと
なかなか微妙です。
効果があったとしても、「なぜ」効果があるの説明できない場合が多いのです。
脳トレで大切な環境強化
私が個人的に大切だと思っているのは
環境強化(Environmental enrichment)をすることです。
環境強化というと、とっつき難い言い方ですが
要は同じ部屋に閉じこもっているだけでなく、スーパーなどの
見た目が違うところ、構造が違うところへ行ってみるとか、
一人でいるだけでなく、近所の人と会話したり
社会的活動をしてみるとか、そういったことを言います。
つまりは、脳に刺激を与える、ということです。
刺激を与えられた脳は、情報を伝達する組織が発達し活動が活発になるのです。
脳の組織の形成は主に子供の脳内で行われますが、
大人の脳でも少しですが形成は行われます。
なので、環境強化で、脳の老化を遅らせよう、となるわけです。
いろいろな種類の刺激を与えてみる
環境強化の視点から考えると
様々な種類の脳トレは、環境を変えて脳を刺激するのではなく
そのトレーニングに従事することによって
直脳に刺激を与え、脳の組織の形成を試みる、といったところでしょう。
つまり、脳トレに効果があると聞いて、一つのことを3時間もするより、
同じ3時間なら、脳トレのゲームを一つ、スーパーで買い物、友達と電話で会話、
近所を散歩と、いろいろな種類のこをを混ぜることが大切なのです。
同じ脳トレをずっとするのは、
体にいいからといって、海藻ばかりを食べるのと一緒です。
食事と同じように、脳トレもバランスと種類が大切なのです。
脳を様々な角度から刺激すると、脳が喜びます。
脳が喜ぶ10項目について書いた記事はこちらを!
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