こんにちは、ヨーコです。


2021年1月22日(金)に、81歳の義母、テレッサ(Teresa)が余命の宣告をされました。

彼女に残されたのは、2週間から2か月の命。



テレッサは2010年1月に肝臓がんの手術をしました。

手術後の5年以内の生存率が5~10%という中、

テレッサの場合は地元でもサクセスストーリーとして扱われました。


予兆

手術後5年を経過しても、テレッサは、低健診を欠かさず、

常に健康には注意を払っていました。

ところが去年(2020年)の初めに肺にとても小さいガンが見つかりました。

とても小さくて、検査もできないくらいの大きさです。

病院の先生も、小さいし、まあ、様子を見ましょう、とう感じでした。

何回かの定期健診でも大きさは変わらず、様子見の状態でした。


このころに、テレッサの調子が悪いという話を聞くようになりました。

秋ごろになり、肺のガンが少し大きなり、ついに、検査できるくらいの大きさになりました。


今思えば、テレッサは、ガンの再発を感じていたのかもしれません。

2回目の化学療法を受ける心の準備をしているようでした。

私としては、高齢者の彼女が、また化学療法?と、疑問を感じていました。


コロナ禍

プリンスエドワード島でも、コロナのために、生活が一変しました。

規制もいろいろ変わり、社交家のテレッサも、友人とのランチや

夜のトランプの集いなど、諦めなくてはならないことがいろいろありました。

そんなこともあり、私たち夫婦は近隣の週に住んでいますが、

毎週水曜日に、義母とオンラインでゲームをする日を設けたりとしていました。

そんな中、7月に大西洋側の州(プリンスエドワード島、

ノヴァスコシア、ニューブランズウィック、ニューファンドランド)間では、

2週間のセルフ・アイソレーションなしで、行き来できることになりました。


すぐさま、テレッサに会いに行きました。

夏のプリンスエドワード島は、とてもきれいなところです。



そのあとのテレッサに会いに行ったのは、10月の、感謝祭の時です。

この時、テレッサはかなり痩せてしまっていましたが、

ガンのせいで、という発想はなぜかありませんでした。

クリスマス

クリスマスのころになると、大西洋側の州の間でも、

人の行き来が制限されるようになりました。

例えば、私たちがプリンスエドワード島に行く際は、2週間のセルフ・アイソレーションが

必要とされます。



反対に、プリンスエドワード島から、私たちのいる週に来る場合は、

セルフ・アイソレーションはありません。

なので、テレッサに、クリスマスは、私たちのことろに来るように、何度も説得を試みました。

テレッサの答えは、No.

コロナ禍だし、年を取ると、旅行が億劫になるのかな、程度にしか、思っていませんでした。

その日

この日は、検査の結果を聞きに行く日でした。

化学療法等の治療法についても、先生と話し合うはずでした。

私は、楽観的に考えていて、もう少し穏やかな治療法で、様子見、

というシナリオを考えていました。

テレッサとの電話を終えた夫の言葉は、ショックでした。

もって、2週間から2か月の命。


テレッサの最後の、1ヶ月の様子を忘れないように書いてみました。↓↓↓↓

義母を看取る@カナダ 植物が枯れるような、自然な死