こんにちは、ヨーコです。


夏になると、ゴホゴホと咳き込み、ひどい時には呼吸困難や発熱。

家にいない時は大丈夫なんだでど、という方、アブナイですよ!

夏型過敏性肺炎かもしれませんよ!


母:それって、うつるみたいね。

私:あ、いや、家に繁殖しているカビが原因みたいだから、うつるとは違うみたい。

母:でも、同じ家にいるとかかかっちゃうんでしょ? ブログ読んだわよ。


母の言うブログとはこちらの記事のことです。

夏型過敏性肺炎の家庭内発生に関する記事はこちらを!

↓↓↓↓

家族の咳が続く、止まらない!夏型肺炎の治療、効果があるのは?





報告によると、一番アブナイのは40代の主婦だと言われますが、

実際は子供から大人までどの年代もちゃんと発症した例が報告されています。


誰がアブナイかという記事は、こちらをどうぞ!

↓↓↓↓

カビの肺炎、夏型過敏性肺炎って何?主婦がアブナイ!




今回は、埼玉県立循環器・呼吸器病センター呼吸器内科の生方幹夫先生の論文をもとに

65歳の祖父と2歳6ヶ月になる孫の家庭内発生の例をレポートしたいと思います。


参考文献文献は、2000年に生方先生のチームが日呼吸会誌にて出版した、

「祖父と2歳6ヶ月になる孫に家庭内発症をみた夏型過敏性肺炎症例」です。


ちなみに、祖父と男児は他の家族4人とともに築20年の木造家屋に住んでいました。

祖父

この祖父である男性は県して10年になるもと喫煙者です。

男性は、8月末から咳、痰、発熱(38度)の症状が出ていました。

あ、どうやらこの男性は、11月になるまで病院に行かなかったようですね。

そんなに放っておいてはいけないんですけどね。


入院して一週間が過ぎる頃には良くなり、入院29日目に

帰宅してもらって、その前後の検査の結果を比べたところ

夏型過敏性肺炎と診断されたようです。


この男性が入院中に畳の張替えを含む自宅の清掃、

腐った木(なんでそんなものがあるんでしょうね??)取り除きがおこなわれ、

そのあと、男性は退院しました。


その後1年間、再発はなかったようです。よかったですね!


2歳6ヶ月の孫 (男児)

この男児ですが、祖父の夏型過敏性肺炎の症状が出ていた8月に

同じ寝室で寝たことが数回ですがあったようです。


祖父の主な症状が咳だったのに対し、この男児の主な症状は呼吸困難でした。

9月中旬から辛っ咳、その後呼吸困難、10月には食欲低下に体重減少。

しかし、この男児も11月になってようやく入院をしました。


男児も入院して一週間ほどで症状が自然に回復しました。

ところが、祖父と同じく帰宅して、その前後の検査のを比べたところ

夏型過敏性肺炎と診断されたようです。



多分カビがまだ家に繁殖してたんですね。


男児は自宅が掃除されていたにもかかわらず退院後も症状が改善されず

転居しその後の再発はなかったようです。


よかったですね!


最後に、6人の家族全員の血清中抗トリコスポロ ン抗体価を測定しました。

結果、祖父と男児は30倍以上の高値でした。


家を掃除したあと、祖父は大丈夫だったのに、男児は再発したというのは興味深いですね。

単なる個人差なのか、年齢が関係していたのか....。


とにかく老人も幼児も、例外ではないというお話でした。

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