こんにちは、ヨーコです。


先日、高齢の父が(今年、2020年3月で、84歳になります。)「せん妄」ではないか?

と、私と母に疑われているということを書きました。↓↓↓↓

ただの加齢かせん妄か?混乱する高齢者とその家族




さて、その父が地元で有名なお医者さんに会ってきました。

お医者さんの診断はいかに?

同行したのが母なので、この情報はすべて母の話とメモからです。


シンチ血流検査



母:「シンチケツリュウケンサをしたよ。」

私:「えっ、なに?もう一度ゆっくり言って。」


シンチ血流検査。漢字にすると、少し意味が分かってきますね。

脳血流シンチグラフィー、と言われているみたいです。


何をするのかと言いますと、

1.放射線をだすラジオアイソトープ(RI)を含む注射をします。

2.大きな筒のようなものの中に入って脳を撮影します。

そして、画像を見て、血流の違いをみます。


父の場合、左側の血流が悪いようです。

また、前頭葉にも陰りがあったようです。

つまり、判断力、注意力に、影響があるところです。

MMSE(ミニメンタルステート検査)




MMSEもうけてきたようです。MMSEに関する記事はこちらを↓↓↓↓

認知機能を計るテスト、MMSEの解釈:ミニメンタルステート検査




気になる点数は、30点満点で、24点。 



カットオフですが、2通りあるようです。


27~30点 正常値
22~26点 軽度認知障害の疑いがある
21点以下 認知症などの認知障害がある可能性が高い

30~24点 正常
23~20点 軽度知能低下
19~10点 中等度知能低下


ぎりぎりですが、24はどちらのカットオフでもまだ正常の段階に入る、のかな?

しかし、学歴(高卒)年齢(84歳)、シンチ血流検査の結果と合わせて

お医者さんは、診断するのでしょう。


MMSEの点数を解釈するときに、学歴や年齢も考慮するという記事はこちらを↓↓↓↓

MMSE・ミニメンタルステート検査:年齢、学歴、性別、住居の影響



病名

「で、病名は何だったの?」と私。

母曰く、「病名はなかった。」そうです。

あえて言うなら、父の症状は、年齢的なもの、だそうで。


父はてっきりせん妄だと思っていた私は、

ちょっと拍子抜けしたというか、安心しました。

84歳の父、加齢の影響がないほうがおかしいでしょう。

薬の処方


今回薬を2種類処方してもらいました。

レミニールOD錠4mg

脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの分解酵素の働きを抑えてその減少を防ぎます。

神経の情報伝達を促進することで、記憶障害(物忘れ)、

見当識障害(時間や場所の認識の問題)、

判断ができにくくなるなどの認知症の症状進行を遅らせます。

通常、アルツハイマー型認知症の症状の進行抑制に用いられます。

ジェイゾロフト錠25mg

脳内に存在するセロトニン再取り込み機構を選択的に阻害し、

シナプス間隙のセロトニン濃度を高めて持続的にセロトニン神経伝達を高め、

抗うつ作用や抗パニック障害などの作用を示します。

通常、うつ病・うつ状態、パニック障害、外傷後ストレス障害の治療に用いられます。


診察してもらってから数か月がたっていますが、これらの薬、効いているようです。

父も、調子がいいって言っています。

薬の効用(上記)を見ると、父の症状が現状維持できるよう、祈るばかりです。