こんにちは、ヨーコです。


ここ数年、高齢の父の(今年、2020年3月で、84歳になります。)心(脳)の健康に

気になることがちらほらと出てきました。

そのひとつが、「せん妄」(私が素人判断しました。)


事の始まり

私はカナダに住んでいるので、実家との連絡はスカイプを利用しています。

ある日のことですが、いつものようにスカイプを入れると、

母がいきなり「お父さんがボケちゃったよ!ときました。




私としては、ボケる=認知症だと思い、ショックを隠ししつつ、

とにかく、母に何があったのかを聞きました。

母の話によると、

朝、いつも行くクリニックの診察券をみて「これなに?」「どうやって行くの?」と、

訳の分からないことを言い始めたようなのです。

そして、母曰く、父が「おかしくなっちゃった」のです。

確かに、ちょっと、というか、かなりヘンですよね。

しかし、母によると、お昼ごろには「普通に戻っていた」そうなんです。

...。認知症って、元には戻らないのでは?


せん妄と認知症の違い

父の場合、先ほども書いたとおり、上記のエピソードの数時間後には、

普通の状態に戻っといたということです。




ただ、朝の状態ですと「ひどい物忘れ」(記憶障害)と

「慣れているはずのことが段取りよくできない」

(実行機能障害)があったような感じです。

これだけ見てみると、「認知症か?」と怖くなりましたが、

クリニックに行くということは覚えていたようだし、

スパッと記憶が抜けるという「記憶障害」というわけでもないようです。

また、認知症では症状が「だんだん進行する」ので、

発症時期を特定することは困難です。


父の場合は、「今、お父さんがおかしくなった。」という

発症時期がしっかりと特定できます。

調べているうちに、確かにおかしくなったけれど、

認知症というより、「せん妄」では?と考え始めました。



その後のエピソード

残念ながら、エピソードは1回きりではありませんでした。

だいたい、同じようなエピソード(朝、自宅で少し混乱する)だったのですが、

2度ほど、ひどいエピソードがありました。

エピソード1。

習い事での作品を展示するために

生徒が(みんな高齢者ですが)展示会場に集まりました。




父は、そこで混乱してしまったんですね。

自分が何をしにそこへ行ったのかわからなくなってしまったようなのです。

車でそこまで行ったようですが、

エピソードを目撃した友人たちは、母に連絡し、

タクシーを手配して父を家に送り返してくれました。

エピソード2。

夜、「俺の部屋はどこだ!」と、トイレに起きた後に家中を探し回っていたそうです。

翌朝、母はすべての電化製品がつけっぱなしになっているのを発見。

原因

原因もいろいろあるようですが、

加齢、薬の副作用、入院や手術などもののひとつです。


特にエピソード2の時は、前日に歯医者で歯を抜いたらしく、

そこで、尋常ではない痛みを経験したそうです。

で、痛み止めを処方してもらって、その夜の出来事が、エピソード2です。

処方されが薬は(ロキソニンとサワシリン)なんですが、

せん妄の原因にもなるといわれる

モルヒネ塩酸塩水和物などオピオイド系の鎮痛薬とはちがいますよね。

私はせん妄だと思うんですが、さて、お医者さんは何というか。

次回に続きます。