こんにちは、ヨーコです。
日本でOLをしていた頃、
夏のオフィスではカーディガンを手放すことができなかったのを覚えています。
意外に思われるかもしれませんが、カナダのオフィス(カナダで働いています)でも
少しですがクーラーが効いていて、スカーフとカーディガンは常にそばに置いています。
これって、知らないうちに自律神経の働きを助けようとしているんですよね。
私と同じようなことをしている人は多いと思います。
自律神経、体温調整、エアコン・クーラーの関係
夏バテ・暑さ対策を考えるとき、まず知らなくてはいけないのが自律神経の役割です。
自律神経って、聞いたことはありますよね?
自律神経は私達の意思に関係なく、
脈拍や血圧、発汗、消化運動などを調節する機能を持っています。
なので、非常に大切な機能です。
この自律神経ですが、気温が上がってくると体温を一定に保とうとします。
自律神経は、「発汗」という優れた冷却システムによって体温の調節を行います。
そのために、私達は他の動物と違って日陰で休んで体温を調整、とうことをしません。
(この方法も時と場合によっては「あり」ですが)
ありがたい自律神経ですが、あまり柔軟に機能しないのが玉に瑕です。
どういうことかというと、自律神経は「不自然な」気温の変化への対応が苦手なのです。
例えば、暑い外から帰ってきてエアコンで冷えた部屋に入ったとしましょう。
外にいたときは、自律神経は体温を下げるために発汗という作業をしていました。
いきなりエアコンで冷えた部屋に入って、もう体温を下げる必要がないのですが、
しばばらくは発汗で熱を放出しようとします。
そして、「あっ、もう冷やす必要がないのね」となり、冷却モードをキャンセルするわけです。
でも、こんなことを何度も繰り返しているうちに、自律神経も疲れてしまうんですね。
まあ、無理もないという感じですが。
つまり、何度も体温や発汗の調節を強いられ、
「過労」状態になり、調子が悪くなってしまうのです。
自律神経の調子が悪い、つまりバランスが崩れると、
体が暖まりにくくなり、汗もかきにくくなります。
そして、自律神経が頑張っている過程で発生する活性酸素のために
だるさやや疲れを感じるようになります。
つまり、夏バテですね。
自律神経は体温の調節だけでなく、他にも色々な機能を担っているので、
全身に様々な症状が出てきます(例:食欲不振)
エアコン・クーラーとの付き合い方
さあ、どうしたらいいでしょう?
いまの時代、夏に外出してクーラーの効いていないところに帰ってくるということ自体
(誰もいない自宅に帰宅するときは別ですが)
あまりないことのように思えます。
しかし、自律神経に負担をかけないように努力することが必要です。
つまり、保温することです。
- エアコン・クーラーは、28度くらいを目安とするか、
屋外と屋内の温度差は5度以内いにしましょう。 - 羽織るものを持参して、
エアコン・クーラーの温度を自分で設定できない場所に行く場合に備えましょう。
靴下、ひざ掛け、腹巻きもいいですね。 - 暑いところからエアコン・クーラーの効いた場所に入る前に汗を拭きましょう。
冷房で、一気に体から熱を奪われないためです。
自律神経の負担・ストレスを解消してあげることも大切です。
私達が心のストレスを解消する必要があるのと同じですね。
- 適度な運動をして、血液の流れを良くしましょう。
- 冷たいものは避け、体を温めるものを食べましょう。
- シャワーより、お風呂に入りましょう。血液の流れをよくしますよ。