こんにちは、 ヨーコです。
最近脳トレが話題です。
高齢化が進み、健康に長生きしたいと考える人が多くなったからでしょう。
健康にもいろいろありますよね。
身体的な健康もそうですが、自分が自分でいるためには、
脳がしっかりしていないといけませんよね。
そしてそのために、脳をトレーニングしたいと考えるのです。
忘れっぽい、という母
私には73才になる母がいます。
健康オタクで、ストレッチと散歩を毎日の日課にしています。
食にも気を使っていて、一時はマクロビオティックにはまっていました。
今は孫(私の甥にあたる)が下宿していて、面倒を見ているので
100%マクロビオティックではないようですが。
私がカナダに住んでいることもあり、英会話のレッスンにも通っています。
スカイプをすると、私の夫(カナダ人)に話しかけたりと、とても積極的です。
御詠歌も習っていて、退職して久しい主婦なのに、
いつも「忙しい、忙しい」を連発しています。
確かに忙しそうですが。
忘れっぽくなった私
そしてアラフィフの私ですが、忘れっぽさを最近感じています。
プロフィールにも私の1日のスケジュールを書いたのですが、
結構忙しくしています。
メインの仕事(研究)があるのに、欲張って色々なことに手を出しているからでしょう。
忘れっぽさを感じている私たちに共通していること
ずばり、忙しいということです。
重要なのは、一つのことに忙しいのではなく、
複数のことをこなして忙しくなっているということです。
「忙」は、心を(りっしんべん)を滅ぼすと書くのは、偶然でしょうか?
ちなみに、私たちが感じること、様々な機能は脳がしていることなので、
心=脳ということです。
容量に限りがある私たちの注意力
私たちが毎日を滞りなく生活していくために欠かせない認知能力の中に
注意のネットワークがあり、以下の3つの機能があります。
- 刺激に備えて準備する(alerting)
- 特定の情報を選択する(orienting)
- 反応の競合を解消する(executive control)
注意のネットワークに関する詳しい記事はこちら!
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さて、まとめて「注意」と言ってしまいますが
この注意力、限りなくあるものではありません。
これらの機能に関わっている脳ですが、まず物理的な制限があります。
頭蓋骨に収まっているのが全てですよね。
使われていない部分もたくさんあるとは言いますが、
それを都合よく開拓するのは難しいでしょう。
そして、注意力の容量にも限りがあるのです。
例えば、現在使える注意力を容量を100%としましょう。
今日は家に誰もいないから、自分の食事だけ作って、本でも読んでいよう、
という時には、2つぐらいの玉を使って、お手玉しているのと似ていますね。
あれやて、これやって、という必要がないので、
100%の注意をそれぞれのことに向けることができます。
ところが、
朝は、孫のランチを用意するかたわら、自分たち夫婦と孫のための朝食を用意し
カナダの娘からかかってくるであろうスカイプにの考えながら
今日の英会話教室の宿題を片付け…
こんな感じで1日を過ごすということは、
玉を5個も6個も使ってお手玉をしているのと似ています。
一つ一つのお手玉に注意を向けるのではなく、
お手玉全てを一つという感じに、注意が向けられると思いませんか?
その結果、お手玉一つ一つに向けらる注意は100%ではなくなってしまうのです。
私たちの日々の生活の中でも同じことがいえるのではないでしょうか。
忙しいと、一つ一つのことに注意を100%向けることが難しくなってくるのです。
で、ついうっかり、忘れちゃった、とうことが出てくるのです。
解決方法
お手玉の数、いえ、
しなくてはいけないことの数を減らし、
スケジュールをゆったり目にとってみたらいかがでしょうか?
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