こんにちは、ヨーコです。
アロマテラピー、って聞いたことありますか?
なんだか、おしゃれな響きがありますよね。
アロマ(香り)というと女性的な感じがしますし。
ところが、このアロマテラピー、心や体を健康にする自然療法として注目されています。
夏バテの疲労、睡眠不足、食欲不振など自然に治そう!ということですね。
今回はまず、「アロマテラピーって何?」という質問に対して答えることによって
アロマテラピーの基本情報をお届けしたいと思います。
総合医療・代替医療としてのアロマテラピー
日本でも、私の住んでいるカナダでも医療というと、西洋医学が主体になっています。
しかし、医薬品の副作用、ストレスの問題、
心の病などに西洋医学だけで対処するのは難しいと考えられるようになりました。
なので、西洋医学を補う代替医療を組み合わせた治療を行うことを総合医療と言い、
新しい医療のかたちとして注目されています。
総合医療では、治療だけでなく病気の予防や健康増進も目的にしています。
どんな療法があるかといいますと、
- アロマテラピー(芳香療法)
- 針灸
- リフレクソロジー
- 整体
- カイロプラクティック
- 気功
- アーユルベーダ
- 漢方医学(中医)
- あんまマッサージ
- ハーブ療法
- ホメオパシー
などがありますね。
代替療法に共通している点は、人間が本来持っている体を癒す力、
つまり自然治癒力を高めると同時に
病気にかかりにくい体作りといった予防にも力を入れるということです。
アロマテラピーとは?
植物(花、葉、果皮、樹皮、根)が作る芳香成分(精油=エッセンシャルオイル)を使って、
自然に心や体を健康にしようとする試みです。
アロマテラピーは古代エジプト、中国、インドでも使われ、
少なくても6000年の歴史があると言われています。
精油、エッセンシャルオイルとは?
精油とは、非水性の植物化学物質で、揮発性の有機化合物です。
「油・オイル」とあるので、植物に含まれる油分ではないかと思われる人も多いと思います。
実際は、植物油や動物油に見られるような脂質や脂肪酸は含まれていません。
特徴としては、
- 芳香性がある
- 揮発性がある
- 親油性(脂溶性、水には溶けにくく、油やアルコールにはよく溶ける)がある
があります。
アロマテラピー:3つの経路
香りが心と体に作用するには、3つの経路があります。
- 鼻から脳へ:
鼻から入った精油の芳香分子の情報は、大脳辺縁系から視床下部へ伝えられ
「自律神経系」「内分泌系」「免疫系」へと作用します。
アロマテラピーを行うことで、ストレスなどで乱れた自律神経系を整えます。 - 肺から血液中へ:
芳香分子呼吸の際に、肺胞に取り込まれ、
肺の粘膜から毛細血管を通じて血液中に入ります。 - 皮膚から血液中へ:
マッサージなどによって精油成分が皮膚に触れる場合、
精油は小さな物質であるため簡単に皮膚から吸収されます。
吸収された精油成分は皮下組織へと浸透し、
毛細血管やリンパ管を通じて血液中に入ります。
アロマテラピーでストレス解消!
夏には、様々な肉体的、精神的ストレスがあります。
そのため、自律神経が乱れ、夏バテの症状である疲れを感じるようになります。
夏のストレスと、その影響を書いた記事はこちらを!
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こういったストレス緩和に役立つ精油としてはラベンダーやローズマリーがあります。
これらは、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌を抑えるとされています。
他にもまだまだありますね。
次回は科学的根拠とあわせて、レポートしたいと思います。